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私があえて「メカニズム」という言葉を使用するには訳があります。
企業経営は非常に規則正しく、循環しています。正に、人体を意識させられます。
基本的な事ですが、貸借対照表を読みこなせる事でこの事実は見出す事ができます。
良く「損益だけ見ていれば良い。利益があれば何とかなる」と言う経営者の方がいらっしゃいます。
私も90%賛成です。でも、本当にそれでよいのでしょうか?財務諸表は損益の結果。成績表では無いでしょうか?
損益が良くても、社外流出が多かったらどうでしょう。瞬く間に資産を食い潰し、他人資本に頼る事になります。
他人資本とはなんでしょうか?対語は自己資本です。
財務諸表は綺麗に時計と反対周りで動いています。負債は流動資産を生み、流動資産は固定資産を形成し、
その余剰は自己資本、株主配当に充当される。充実した自己資本を元に負債を・・・・・
このように、負債→流動資産→固定資産→自己資本の順番で綺麗に回っているのです。
この流れを崩せばいいのです。
平たく言えば、負債を流動資産にせず、社外流出させる、いわゆる「出血」です。 良くあるのが「関連会社貸付金」「経営者への貸付金」です。
固定資産にも存在します。「所有不動産含み損・所有有価証券含み損」です。出血すれば輸血が必要です。体内で生成できなければ血液を提供してもらわなければなりません。
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■倒産のメカニズムとは |
負債→流動資産→社外流出→固定資産→自己資本の取崩し→負債による負債補填・・・・
そして、先頭に戻ってきます。売掛倒れも社外流出です。なぜかというと、与信管理ミスだからです。
売上を増やす・利益を上げる事には夢中になれる社長が、売上を守る・利益を守る事には無頓着。
ノーガード・ノーディフェンスでボクシングをやるようなものです。
社外流出項目を洗い出し、対策する。コンテンジェンシーシナリオを作成し、有事に備える。
是非、真剣に考えてください。中国の古い諺にもあります。「創業守成」
創業は守る事で成り立つとの意味です。正に確信を捕らえていますね。
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